翻訳と遊び心

翻訳家や翻訳会社などの言葉を聞くと、何故かインテリで真面目なイメージをもってしまう人もいると思います。

これは、語学力にたけていなければ出来ない職業である事や、国際的なイメージがある為にその様な偏見をもたれてしまいがちですが、実は翻訳家の中にはユニークな人物も多いです。

翻訳家とは語学力だけではなく、様々なジャンルの事を深く知っていなければ、務まらない職業であるので、日々勉強を必要としますが、それと同じくらいに遊ぶ事も必要となってくるのです。

様々知識をもっていても、それらを翻訳する際に硬い表現だけを使っていたならば、見ている人間からすると、つまらないと感じてしまう事もあるでしょう。

ひとつの例として、ある映画で、ゲイの男性が、彼氏に振られてしまった友人の女性を励ます為に、一緒にダンスを踊るシーンがあり、その時にゲイの男性が女性をダンスに誘う際に、「私と踊ってくれますか」と言うシーンがあるのですが。

これを、ある翻訳は「こんばんは、ジェームス・ボンドです」と翻訳していました。

これは、映画の内容を知った上で、遊び心として、その様な翻訳をしたのだと思いますし、とても良い翻訳の仕方だったので、良いシーンとして心に残っています。

これが、ガチガチに真面目な翻訳家の翻訳だったとしたら、受ける印象もまるで違った物になったでしょう。

どちらが正しいとは言いませんが、翻訳家にも時には遊び心も大切だと言う事です。

翻訳家と経験

翻訳会社に努める翻訳家などは、人生の経験のつむ事でより良い翻訳をしていく事が出来るのです。

違う国の言語を知っているだけでは、とても知り得ない情報もあり、その国に行ってみたり実際に経験してみたりして、初めて理解出来る事柄もあるのです。

例えるならば、土地の名前などが上げられるのではないでしょうか。

日本人でも、日本国内の知らない土地の名前を聞いただけでは分からない事もありますし、私の地元で「石神井公園」と言う、地名があるのですが、これは、その場所にちなんだ人でなければ日本人でも読めないのではないでしょうか。(「しゃくじいこうえん」と読みます)

この様に、自国の事でも理解しづらいのに、外国の人間からしたら尚更だと思いますし、上記の「石神井公園」だとしたら、「公園」の部分だけを理解し、「石神井」と言う言葉に何かしらの意味があるのではないかと悩んでしまうかもしれません。

ですから、翻訳家などは様々の場所を旅行したり、色々な事を経験する事で、翻訳できる幅も広がっていくのだと思います。